株の信用取引には、安全性が重要です。
私はLTV(Loan to Value)という指標を活用しています。
現金比率と純負債、LTVを考慮しながら
信用買いをする。投資会社を経営してるみたいだな(笑)
— さかい@「myhere」運営者 (@_sakai_029) December 4, 2019
今回はLTVの解説と、信用取引に使う具体的な方法を紹介したいと思います!
LTVとは?
野村證券のサイトに、不動産投資信託(J-REIT)において計算されるLTVの解説文があります。
不動産投資信託(REIT)が保有している不動産の評価額に占める借入金の割合のこと。REITの安全性を示す。値が小さいほど、借入額が小さく安全性が高いとされる。一方で、値が高い場合は、少ない資金でも借入金をうまく利用して、レバレッジ効果の高い運営を行っているという見方もできる。金融機関がREITに融資する際に参考とする指標のうちのひとつ。
【計算式】
(有利子負債総額÷総資産)×100
株式投資に活用する方法
計算方法
私はこのLTVを、信用取引で安全にレバレッジをかけられるように以下の式で計算します!
LTV=純有利子負債÷保有株式額
(純有利子負債=信用建玉合計-現金)
(保有株式額=現物株+信用建玉合計+信用損益+投資信託)
筆者は毎日マネーフォワードという家計簿アプリを使っているので、このアプリを活用してなるべく効率的に数値を計算しています。
すでにエクセルに式を打ち込んでいますので、コピペすればすぐ計算できます。
↑アプリ内のこの画面の数字を使います。
運用の目安
この数値を、25%を超えない(リーマンショック等の異常時には30%)ように運用しています!
要するに、持っている株式などの他の財産の25%までしか借りないとしたら、かなり安全ではないかと思います。
万が一返済に困るとき、株を25%売ればいいですからね。
ソフトバンクGの例
このLTVですが、ソフトバンクGの投資指標でも扱われています!
保有している株式が26.9兆円、純有利子負債(返済義務が無い、ノンリコースローンの子会社の負債を含まない)が4.5兆円です。
この場合のLTVは16.8%です。
売却時も使える!
信用買いした銘柄の株価が上がったときにLTVを下げるために売却します。
その後、株価が下がっているときには買い付けます。
これを機械的に行うことにしています!
注意点
信用取引は、持っている現金や有価証券の3倍の金額まで取引を行うことができます。
つまり株価が33%上昇すれば100%の利益を得ることが出来ますが、33%下落すれば100%損失(つまり投資した金額が0)になってしまいます。
それ以上下がれば借金を背負うことになります!
また追証という、証券会社が定める最低保証金を下回ると、期日以内にお金を入金できなければ信用株を強制売却されてしまいます。
まとめ
という訳で、私が最重視しているLTVの解説でした。
このやり方で買った時の記事はこちらです。
[成功法則]ソフトバンク株を1000万円買う!SBGは大丈夫と証明します!
危険な包丁も、適切に使えばおいしい料理が作れますよね!
信用取引はうまく使えばこのように安全に運用できますので、リスクは適切に管理して投資しましょう!