ソフトバンクグループが率いるAI投資グループ「ビジョンファンド」が投資しているweworkの追加支援が決定となり、孫正義さんの投資判断についての疑念が市場に漂っています。
倒産するのではないかと不安を抱えている方々もいらっしゃるかと思いますが、ここで考え方の例を1つ上げたいと思います。
アップルも変化は痛みがつきものだと言っている
2016年に発売されたiPhone7では、これまでのイヤホンジャックが排除されました。
筆者はAppleマニアですのでこの変更には驚きましたが、この変更の理由をApple幹部「フィル・シラー」さんが語りました。
「コードのあるヘッドフォンの愛用者には受け入れ難い変化であることは理解しています。でも、この変化は避けられません。いつかは来るべきものでした。ヘッドホンジャックはなくなる運命でした。これ以上保持しておくべきではない理由はいくつもありました。変化に痛みはつきものですが、変化せずにはいられません。止まったら、前進はありません。このような変化の際、私たちは自分たちに問いかけます。変化したほうがメリットが多く、ユーザーに喜んでもらえるだろうことを全てやってきたか、と。今回、私たちは全てやってきた。そう言えると思っています」
weworkの現状
weworkにとって、今年は上場延期やCEOの退任などの社内的な変化が非常に大きい1年になりました。全く痛みが無かった訳では無いと思います。
しかし事業の面を見ると、現在は多くのビルが開業後半年以内ですので、赤字となるのは当たり前の状況です。今までは出資で拡大していましたので、赤字覚悟で投資をしてきました。このようにして一気にシェアを拡大することを狙っていました。
東京では入居希望者が大変多く、大人気だそうです。ですので赤字は時間が経つにつれ黒字化出来ます。
つまり新しい事業アイデアを必要とせず、待ってさえすれば黒字化できるのです。
また細かい点で(不採算事業の整理)、収益性のカイゼンを図るとも表明しています。
投資には痛みはつきもの、長い目で考えよう!
ソフトバンクグループの株主にとって、今回のWE WORKによる株価の下落は心配事ですが、Appleがイヤホンジャックを排除した後、防水で大容量バッテリーを搭載した新型iPhoneを発売できたように、これも変化のための痛みと考えましょう!
weworkは確実に改善に向かっていると思います!