2020年早々、新型コロナウイルスによる株安が起こっています。現在の筆者のポートフォリオも大きく傷んでおります。
今回は最近の相場について考察してみようと思います。
騰落レシオについて
株の売られすぎ具合を表す指標として、「騰落レシオ」というものがあります。
騰落レシオとは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標で、いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標です。値上がり銘柄数/値下がり銘柄数を計算してパーセント表示するかたちが一般的です。5日または25日という期間をとって、「5日間の値上がり銘柄数の合計/5日間の値下がり銘柄数の合計」を計算したものを「5日騰落レシオ」といい、「25日間の値上がり銘柄数の合計/25日間の値下がり銘柄数の合計」を計算したものを25日騰落レシオと呼びます。前者は短期的な市場の過熱感、後者は中期的な市場の過熱感を見る指標といわれています。
ワンポイント
騰落レシオは100%が中立の状態で、100%を超えると値上がり銘柄のほうが多い状態を意味し、120%以上になると過熱気味、逆に、70%以下は底値ゾーンといわれるのが一般的です。
「売られすぎると下がりますよー。70台は売られ過ぎだよー」ってことですね。そして現時点での騰落レシオはこちらです。
騰落レシオが低くなるほど青くなっています。この理論で言えば、今は絶好の買い時です。
当日中の変動(デイトレ)
筆者は現物株を長期保有し、現物株を担保としてデイトレを行っています。デイトレは当日中に利確・損切りするので、前夜にアメリカ市場が下落してもあまり影響がありません。
しかし、2020年1月30日の相場では状況が違いました。
こちらは2020年1月30日におけるソフトバンクG株のチャートです。寄り付き(その日の最初の取引のこと)ではそこまで下落してませんが、9時10分頃に新型コロナウイルスの国内感染者の報道が出された後、大きく下落します。
筆者はこの影響を直接受けてしまい、1日で39万円の損失を出してしまいました。
対策
新型コロナウイスの懸念は数週間~数ヶ月は続くと見られるので、信用株によるスイングトレードはリスクが高いので行わないことにします。追証は絶対に避けたいし!
デイトレも普段は午後までやりますが、このような報道がまた出る可能性が高いので、寄り付きから1時間以内で終了することにします(戦闘時間を短くする)
そして絶対にやってはいけないことは、長期投資用の株を今売ってしまうことです!