いま米国で大流行している、人工肉を開発する会社のリーディングカンパニー「ビヨンド・ミート」です。
代用肉市場の成長は著しい
国際金融グループのバークレイズは、代用肉市場は今後10年で1000%伸び、1,400億ドル(約15兆3000億円)規模になると予測しています。
植物をベースに作られた"肉"が市場に革命を起こす? アナリストが指摘する、その3つの理由
背景にあるのは、世界的な食糧問題や環境問題。
代用肉は環境問題に貢献する
CEOのイーサン・ブラウンは「本当に肉には動物が必要なのか?」と疑問を抱いた
元燃料電池のエンジニアとして、環境問題を技術によって解決することを目指していたイーサン・ブラウン。
畜産が与える環境問題(牧草地を確保するための森林伐採。牛が出すメタンガスや温室効果ガス←全世界の18%!)を解決したいと考えていました。
肉はタンパク質と脂肪とミネラルの集合体であり、栄養素だけであればすべて植物由来の原料で揃えることが可能です。
また畜産の犠牲は動物を殺すことにあります。アメリカでは9割のベジタリアンが、動物を殺すことを嫌悪しベジタリアンになると言います。
つまり代用肉は、食糧危機や宗教上の理由ではなく、環境問題に大きく貢献する分野なのです。
お肉を超える肉=ビヨンド・ミート!
ビヨンドミートはなんといっても、牛肉と変わらない味が大人気!
本拠地アメリカでは、マクドナルドがカナダにて試験販売を開始しています!
日本での販売は未定ですが、アジアでの生産を行う予定があるとのことです。
人気がありすぎて生産不足になっているらしく、本格的な上陸はまだ先になると思います。
業績の伸びがすさまじい!年率253%の上昇!
2019年度の7-9月期決算では、前年に比べ253%も売り上げが上昇しました。急速な勢いで成長しています。
市場の予測を上回り、黒字化を果たしています。
株価はロックアップ解除により下落!
ロックアップ(初期投資家の売却制限期間)解除日を迎えたことで、株価は20%程度と大きく下落しました。
元々はビルゲイツやディカプリオが上場前に投資していたので、IPO時はかなり人気の株となり、公募価格と比べ10倍ほど上昇しました。
今はその熱が冷めつつありますね。
長期的には期待大!
10年先には、代用肉市場が世界的に広まっていると予想しているので、ビヨンドミートは保有し続けたいと思います。
現在の自己資本比率も60%程度と高く、資金が枯渇することも考えにくいです。
今後の高い成長を期待しています。