米国株村では、VISA(V)やマスターカード(MA)を保有されているブロガーさんが多いです。
そんな中、私は比較的少数派な「アメリカン・エキスプレス」に投資をしています!
今回は私がアメックスに投資している理由を解説していきたいと思います!
QR決済の台頭
アメリカではまだまだクレジットカード(デビットカードのほうが若い人は使っている)が主流です。
しかし中国では銀聯カードを超えて、今やアリペイ・We Chat Payが多く使われています!
今後日本でも、PayPayやLINE PAY等のQR決済が急速に普及することが予想されます!
普及理由①:導入コストで優位なQR決済
高額な機材が必要なクレジットカードに比べ、QR決済は店舗にバーコードを印刷して置くだけで導入できます。
つまり店舗側のコストが圧倒的に低いことから、これまでコスト面でカード決済導入を見送ってきた店舗へのハードルが低いことが挙げられます!
普及理由②:政府のキャッシュレス政策
日本に限りますが、2019年10月の増税によってキャッシュレス還元が行われています。
政府がキャッシュレスを推進する意図は様々な憶測(取引をガラス張りにして把握したい等)がありますが、キャッシュレス普及への追い風となっていることは確かです!
QRコードVSクレジットカード
もちろんホルダーとしては、クレジットカード業界が衰退しないことがベストです!
ただ前述した理由により、QR決済に市場が食われてしまうことも十分想定されます。
そこで私が選んだのは、ビザでもマスターカードでもなくアメックスなのです!
アメックスを選んだ理由
アメックスの直近の決算では、年会費の引き上げにも関わらず新規加入者が伸びました。
アメックス、カード収入が過去最大-手数料引き上げが奏功し始める
米アメリカン・エキスプレス(アメックス)はクレジットカードの年会費を引き上げているものの、顧客離れは起きていないようだ。
18日の同社発表によると、7-9月(第3四半期)のカード手数料収入は17%増加し、過去最高の10億3000万ドル(約1120億円)。ブルームバーグMODLがまとめたアナリスト予想平均の10億1000万ドルを上回った。
アメックスはここ数年、報奨や特典を増やすとともに、最も人気の高いカードの一部で手数料を引き上げてきた。過去数カ月に新規加入したカード保有者の4分の3は手数料支払いが必要なカードを保有しているとしており、それが奏功している格好だ。
アメリカン・エキスプレスカードを保有する人は、通常カードでも1万円以上する高額な年会費を支払っても保有される方々です。
その理由としては、充実した特典やサービスがあります。アメックスの特典には以下の例があります。(日本の例)
- 海外旅行の際に、キャリーバッグを自宅から空港へ無料で配送/帰国時は自宅へ無料配送
- 全会員が空港でラウンジを使うことができる
- 旅行時の保険がかなり充実している(傷害保険はグリーンカードで最大5000万円)
またアメックスを使う理由でよく聞くのは、ヴィトンやグッチ等で挙げられる"ブランド"や"安心感"ではないかと思います。
業績は好調
業績に関しては、以上のリンクで詳しくまとめられている方がいらっしゃいます!
安定した売上が計上されていることがお分かりいただけるかと思います!
決算書を読むと、たしかにV/MAの方が優位だが・・・
確かに多くのブロガーさんが書かれているように、営業CFマージンや利益率等ではビザやマスターカードには劣ります。
ただ筆者としては、目に見える決算の数字だけでの投資はするべきでないと思っています!
筆者の投資スタイルは"ビジョン型"です。
中国のテンセントは、つい最近まで赤字でした。
しかしWe chat等が大ヒットし、今や世界の時価総額ランキングのトップ10に入る企業になりました。
ですので筆者は、決算書に示される数字ではなく、実現可能性の高い将来の予測をすることで投資の最終判断としています!
(ただ決算書は、業績の安定性を見る上では極めて重要な数字だと思っています)
アメックスは前述した理由により、
- クレジット業界が残っても、ブランド力という強みで残る
- もしQR決済が世界を制覇しても、年会費収入による売上キープ
と思っています。
VISAやMASTERにも負けないくらいの優秀な投資先だと思っています!
まとめ
成熟企業のアメックスに「"ビジョン"で投資するのはどうなの?」と思われる方もいらっしゃると思います。
でも過去に絶好調の企業でも、その後没落していった企業も数多くありますよね。
ですので筆者は、決算書をみても分からない目で見えないビジョンで考えた上で、アメックスに投資しています!